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「荒くれ男」(レスリー・セランダー) [映画]

「荒くれ男」

1949年の作品。西部劇。

主演は、ロッド・キャメロン、ゲイル・ストーム。監督、レスリー・セランダー。

西部劇パーフェクトコレクションが毎月発売されているが、段々とB級、C級作品が多くなった。でも、こういう映画の方が懐かしい。

ロッド・キャメロン主演の西部劇を再び見ることができるとは思わなかった。イモ男、イモ俳優で、苦虫を噛みつぶしたような顔が忘れられない。

ロッド・キャメロンが主演する西部劇は、実はつまらなかった。退屈しましたよ。つまらなかっただけ、また見たくなるというのも妙な心理である。

お相手のゲイル・ストームは知らない女優だが、実に愛くるしい顔をしている。1950年代には歌手として活躍し、テレビで大人気だったそうである。なんで知らなかったんだろう?

この映画は、ロッド・キャメロン主演の西部劇だから、やはりつまらない

話の筋がのみ込みにくい。

東部から入植者が来る。購入した土地は乾ききっていて、水が必要である。水はあるが、この地を支配する牧場主が牛用に独占し、入植者には利用させない。

西部劇によくある、牧場主対農民の対立である。これだけなら話は簡単だが、これに土地開発会社が絡んでややこしくなり、筋がこんがらかってくる。

子供の私にはこの映画、理解できたんだろうか?
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映画「赤い空」 [映画]

”蒼井そら”は歓迎だが、「赤い空」は避けたい。

1952年の作品で、主演は、リチャード・ウィドマーク、ジェフ・ハンター、リチャード・ブーン。監督は、ジョセフ・M・ニューマン

西部劇パーフェクトコレクションの一枚。疑問は、なぜ、これを西部劇に分類したのかということである。

現代のモンタナの山林地帯が舞台。森林消防隊の話である。西部劇とは関係ないだろうに。

落下傘で降下した消防隊が、隊長一人を残して死ぬ。隊長は当時の現場の様子を思い出せない。真相はいかに?

1950年ごろにはやったニューロティックな映画のように思える。

死亡した隊員の息子が、隊長が見捨てたからと誤解して、真相を究明しようとする。

クライマックスの山火事は迫力十分。その消火作業中に、隊長と息子が殴り合いをするのだから呆れる。消火活動の方が先だろうに。

ラストは丸く収めている。和解のしるしが「煙草をくれないか」である。煙草のやり取りが人間関係で重要な時代だった。

今や、こんな場面は望むべくもない。時代は変わった。昨日の善は今日は悪になる。

ま、この映画を見ると、森林消防隊員にはなりたくない……。


タグ:赤い空
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DVD「ヴァジニアの血闘」 [映画]

1940年製作の西部劇。

監督は、マイケルカーティス。主演、エロール・フリン、ランドルフ・スコット、ハンフリー・ボガート、ミリアム・ホプキンス。

スタッフは一流が揃っている。題名からはヴァジニア州が関係していると錯覚するが、西部の話で、実話に基づくという。

南北戦争末期、軍資金に欠乏した南部に、西部から金塊500万ドルを運ぼうというストーリーである。

金塊輸送を担当する南軍の将校がランドルフ・スコット、それを阻止しようとする北軍の将校がエロール・フリン。二人の間で気持ちが揺れるのがミリアム・ホプキンス。ハンフリー・ボガートは金塊を強奪しようとする一味の親分。

マイケル・カーティスの演出は心得たもので、安心して見ていられる。

今は撮影技術も進歩しているが、昔の映画に及ばない点がある。それはエキストラだ。ともかくエキストラの人数がすごい。しかもきちんとそれなりの形で動く。ベテランのエキストラが多かったようだ。

ラスト、軍令違反で、エロール・フリンは死刑を宣告される。死刑執行の前日、ミリアム・ホプキンスは助命嘆願のため、リンカーン大統領に会う。リンカーン大統領の恩赦でエロール・フリンは助かる。

1965年4月8日だ。リンカーンが暗殺されたのはいつだったかと疑問に思った。リンカーン大統領が暗殺されたのは4月15日、1週間後である。


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「アリゾナの決闘」 [映画]

1948年作品。監督、H・ブルース・ハンバーストン。主演、ヴィクター・マチュア、グレン・ランガン。

偽装命令に騙され不名誉な死を遂げた父の汚名をそそぐべく、息子兄弟が真相を追及する。

ヴィクター・マチュアが兄で、いわば放蕩息子。グレン・ランガンが弟で、コチコチの軍人。当然のことながら、二人の相性が悪く、ことごとに対立する。

肉親の相克は西部劇の重要なテーマだ。アメリカの家族関係はどうなっていると思う。

この映画では危機に陥り、二人は共同する。

中にはとことん憎みあって終わる映画もある。「ウィンチェスター銃’73」が典型である。最後は壮烈な銃撃戦で終わる。西部劇の代表作に数えられる。


この映画の評価。標準的な西部劇。昔を懐かしんで鑑賞しよう。
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「草原の追跡」 [映画]

西部劇パーフェクトコレクションの一枚。

1952年製作。監督は、ジャックターナー。主演、ロリー・カルホーン、ジーン・ティアニー。

これが西部劇といえるのかどうか。舞台はアルゼンチン。現地ロケで、アルゼンチンの大草原やアンデス山脈が珍しい。

主人公はカウボーイではなく、ガウチョである。自由に生きるガウチョが時代の波に翻弄されるのがテーマである。

しかし、共感を呼ばない。勝手が違う。違和感を覚えたままで終わる。

追っ手を逃れ、アルゼンチンからチリへ脱出しようとする。ところが、身重のジーン・ティアニーは生まれてくる子供に神父から名前をもらわなくてはいけないという。

これでアルゼンチンに戻る。どうやらアルゼンチンでは、子供が生まれたら神父から名前をもらい、名前をもらって初めて人の子として認められるらしい。そう考えたが、これは日本人からは想像もつかない慣習である。

ジーン・ティアニーはハリウッド美人の代表格だが、わが目から見ると、とびぬけた美人とも見えない。趣味の違いだろう。

結論。このコレクションの中ではつまらない一編。
タグ:草原の追跡
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西部劇「ヴァージニアン」 [映画]

西部劇「ヴァージニアン」を見る。1929年製作。つまり、トーキー初期の西部劇。トーキー初期の映画は受け付けにくい。サイレント映画の方がまだ親しみやすい。

録音技術が未熟だった時代なので、発声は奇妙に聞こえる。耳の遠い人に話すような話し方である。

映画音楽は一切ない。冒頭のタイトルからして、牛の鳴き声である。音楽がうるさいのもかなわないが、全然ないというのも間が抜けている。

映画史に興味のある人はともかく、普通の人は見ても仕方ない。

最後の決闘場面だが、肝心なところはカット。銃声音だけ。これも演出技法のひとつだが。

男対男の勝負で、向き合って早撃ちを競うという、後年の西部劇の決闘場面はない。いつから、早撃ちを競うようになったのだろう?

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西部劇「廃墟の群盗」 [映画]

寒い日は西部劇を見よう。

「廃墟の群盗」は1948年製作の西部劇。主演は、グレゴリー・ペック、アン・バクスター
監督はウィリアム・A・ウェルマン。ウェルマンの映画は重たいところがあって、爽快さが乏しい。

欲望がギラギラの映画。欲望とは何ぞや。金と女なり。

銀行強盗で追われた一味が追っ手を逃れて死の砂漠に入り込む。死の行進。やっとのことでゴースト・タウンを見つける。そこには老人と孫娘が住んでいた。

ハリウッド映画はレイプする」というフェミニズムの本があったが、この映画など、その典型だろう。

ラストは、ブラックジョークだ。ハッピーエンドにしたかったからだろうが、無理矢理こじつけた感がある。誰もが納得しないラストである。
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「砂の器」(野村芳太郎) [映画]

野村芳太郎監督の「砂の器」を見る。公開当時は大評判になった。出演は、丹波哲郎、松田健作、加藤剛。

何年か前に見ているが何年前だったかはもう忘れた。その後、私も日本全国を旅したので、こういう流浪の父子の姿を見ると、その情景がひとしお身に染みる。

内容については触れない。私が感心したのは、この映画の構成である。脚本を書いたのは、橋本忍と山田洋次である。

橋本忍は回想形式の達人だと思っている。回想形式により物語を凝縮する迫力はものすごい。

この映画は、前半は時系列的に進行する。ところが、後半は、いきなり容疑者の逮捕状が出たところから入る。逮捕状が出る経緯について回想され、オーケストラの新作発表会とカットバックされて映画が進行する。

この構成は何かに似ていない? 途中で、あぁ、「生きる」だと気が付いた。黒澤明の「生きる」は同じ構成をとっている。

前半は、志村喬の小役人が胃ガンで死ぬことを知り、彷徨する世界を描くが、後半はいきなり葬式の場面から入り、死に至るまでの志村喬の行動が描かれる。

「生きる」には橋本忍も脚本家として参加している。「生きる」のシナリオの構成は誰が主導したかわからないが、橋本忍の力が大きかったのではないだろうか。

1968年ごろか、橋本忍の講演会に出かけたことがある。もうとっくになくなっていると思っていたが、まだ存命している。1918年生まれだから、今年97歳である。



タグ:橋本忍
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西部劇「拳銃往来」 [映画]

コスミックから新しい西部劇コレクションが発売された。有名ではない渋い作品ばかりを収録しているのが嬉しい。

ディックパウエル主演の「拳銃往来」を見る。1948年製作。監督は、シドニー・ランフィールド

ディック・パウエルが出演する西部劇ということで興味があった。これは西部を舞台にしているが、西部劇というよりはハードボイルド映画である。

ディック・パウエルは、1930年代はミュージカルスターだったが、1940年代にキャリアを変え、私立探偵フィリップ・マーローを演じたシリーズが人気だった。

「拳銃往来」も探偵ものである。

金輸送の護衛をしていた騎兵隊員が二人殺される。犯人を捜すべくディック・パウエルがワシントンから派遣されてくる。軍の秘密捜査官である。「拳銃往来」は犯人捜しの映画である。

町を支配するのは、酒場の女主人であるジェーン・グリアである。ジェーン・グリアの妖しい雰囲気はハードボイルド映画特有のファム・ファタールを思い起こさずにはいられない。

”運命の女”である。昔はこういう女が描かれた。女性の時代、女性登用の昨今には似合いない。時代の違いというものだ。

こういう犯人捜しの映画は辻褄があっているのかどうか気になるが、一度見ただけでは納得できないところがある。

結末があっ気ないのは、1940年代のハリウッド映画はこういうものだったと思うしかない。

「拳銃往来」は西部劇として見るよりも、ハードボイルド映画として見るほうがいいようである。久しぶりにファム・ファタールを見た気がした。
タグ:拳銃往来
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西部劇「勇者のみ」 [映画]

1951年に製作された西部劇。主演は、グレゴリー・ペック。監督は、ゴードン・ダグラス。

異様なくらい緊迫した映画だが、製作された1951年当時の雰囲気があられたものと考えたい。第二次世界大戦後、米ソの冷戦が激化し、前年の1950年には朝鮮戦争も始まっていた。

この映画で描かれているのは、騎兵隊とアパッチ族の闘いで、西部劇ではお馴染みのパターンだが、西部劇とはいいながら軍隊映画の要素が強い。

谷奥の居留地に閉じ込められたアパッチ族が隘路を通って出撃する情報を得る。砦の守備力は脆弱である。救援隊は3日後に到着する予定である。そこで隘路の出口を封鎖するように設けられた廃墟の砦に立て籠もり、アパッチ族の出撃を阻止し、時間をかせごうと計画する。

グレゴリー・ペックの大尉と7人の隊員、1人の民間偵察員が廃墟の砦に向かう。

こういうストーリーであるから、当然、騎兵隊とアパッチ族の闘いがメインになると思いがちだが、この映画はそうとは云えないところがある。確かに後半の砦の守備隊とアパッチ族の戦闘場面は壮絶としかいいようがないが。

しかし、それ以外のものが印象に残る。それはこの砦に立て籠もる守備隊の構成員が特異なものだからである。ひと言でいえば、砦の鼻つまみ者を選んだのである。グレゴリー・ペックの指揮官に敵意を抱く者を集めたのである。

飲んだくれ、暴れ者、病人、臆病者、元脱走兵など。

グレゴリー・ペックの大尉も、恋敵の中尉を死地に追いやったと誤解され、恋人に絶好宣言された直後である。

アパッチとの闘いの前に、守備隊員の敵意と相克が剥き出しになる。それが異様な緊迫感を生んでいる。

西部劇とはいいながらセットですませているシーンが多く、屋外の場面が少ないから開放感がない。

モノクロ映画で、ローキーで撮影されている。陰影に富んだ暗く沈む画面が印象的だ。サスペンス映画の画面に近い。

暗闇の中から、いきなりトマホークがとんできて喉首に突き刺さるシーンはショッキングすぎる。



タグ:勇者のみ
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